皆さん、こんにちは!
今週はチェコ・プラハにあるTK SPARTA PRAHAテニスアカデミーに来ています!
先日、フェドカップ3連覇を成し遂げたチェコ代表チーム4人のうち3人が所属するというアカデミーです。
今回は兵庫県体育協会の「未来のスーパーアスリート養成事業」での遠征。
こちらで練習に参加させてもらいながら、育成システムやトレーニングの手法を勉強させてもらっています。
施設も素晴らしくすべてのコートがインドアコートで寒さを感じずプレーできます。
ドーム式のコートは春になるとドームを取り外しアウトドアコートに変身するとのこと。
ドーム型インドアコート
練習前のウォーミングアップのためのジムも完備しています。
トレーニングジム
トレーニングで使用するトラックやジムは、チェコのナショナルトレーニングセンターとなっており、ここから各競技の選手20名ほどがリオデジャネイロオリンピックに参加。
そして、その選手たちのすぐ横では小学生年代の子どもたちが遊びを交えたトレーニングを行なっており、一貫した指導システムがあります。
合宿2日目からは現在WTAランキング53位・チェコ期待の若手・シニアコバ選手が合流。
短いオフを終え、来シーズンに向けたトレーニングをスタートしています。
2日間とも同じ時間帯にスケジュールを組んでもらっており、シニアコバ選手にウォーミングアップの内容などを教えてもらいながらトレーニングを行なっています。
Siniakova選手と
練習の空き時間には、アカデミーのピータートレーナーにお願いをし、パーソナルやグループでのトレーニングを見学させてもらいました。
陸上3段跳びのチェコ記録を最近まで保持していたというピータートレーナー。
トレーニングの内容もハードル、高跳びから体操の要素を交えたものまで多岐に渡ります。
「とにかく継続が大事だ」という言葉の通り、選手それぞれが内容を理解し、黙々と取り組む姿勢が印象的です。
今回は、チェコのテニス選手たちの強さの秘密を体感することができた1週間となりました。
基本的に練習は1時間半を午前・午後に分けて計2回。そこにトレーニングが1時間と決して長くはありませんでした。
しかし、短い練習時間でのエネルギーの発揮、パワフルな動きは試合に直結しているように感じます。
アカデミーのコーチ、トレーナー陣が口を揃えて「地位やお金のためにやってるんじゃない、もっと大切なことがある!」と言っていたことが印象に残りました。
選手をサポートするスタッフ自身がテニス、トレーニングが大好きで、選手と同じ時間を共有することが楽しく、やり甲斐を感じながら仕事をしているが伝わってきました。
実際のコーチングやトレーニング指導以外でもたくさん勉強をさせていただくことができた有意義な合宿となりました。
暖かく迎え入れてくれたアカデミーのスタッフの皆さんには感謝です!
左・ダニエルコーチと 右・ピータートレーナーと
今回の経験を今後の活動に生かしていけるよう取り組んで行きたいと思います!!